間違いやすい毒草・野草

山菜と間違いやすい毒草・野草

三大毒草

トリカブト

毒成分アコニチン、メサコニチン、アコニン、ヒバコニチン

山地に生育、日本には数十種あり、すべてが猛毒

根は親根(鳥頭)子根(附子)に分かれていて、茎は2mになるものもある

秋に枝分かれした先に独特なカブト状の花をつける

 

山菜のニリンソウと間違って食べてしまう事故が多い

間違って食べてしまうと、1~2時間以内に手足や舌の痺れや、嘔吐、筋肉の痙攣、不整脈、意識不明になり死亡することがある

ドクゼリ

毒成分はシクトシキン、シクチン

小川、湿地などの水分の多いところに自生する、80cmから100cm位になり、食用となるセリドクゼリとが混在している場合がある。特に若葉の頃に間違いやすい。

セリと違うところは、ドクゼリには節を縮めたような太い根茎があるので、不安なら根本を掘って確認する。

 

間違って食べてしまうと、嘔吐、腹痛、意識障害、痙攣、呼吸困難になり死亡する。

ドクウツギ

毒成分はコリアミルチン、ツチン、ピクロトキシン

日当たりの良い山地、海岸の荒地などに自生し、高さ1、5mになる。

5月~6月の頃に葉に先立って、雌雄異花序をたくさんつける。

花期が終わり、初めは赤色、熟すと黒紫色の果実をつけますが猛毒です。

 

間違って食べると、嘔吐、全身硬直、痙攣を起こし死亡することがある

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ヒガンバナ

毒成分は茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン)。

道端や畦、墓地などに自生し、9月頃に赤い花や白い花をつける。

花がない頃にノビルアサツキの茎と似ていて間違いやすい。

間違って食べると嘔吐、下痢、神経麻痺になり死亡することがある。

キツネノボタン

毒成分はプロトアネモニン、全体に毒成分がある

水田や畦、川の近くなど湿り気のある場所に自生している

セリと一緒に混生してる事があり、間違いやすい

違う所はセリ独特な香りがないし、キツネノボタンには葉に産毛が生えている

 

間違って食べると嘔吐、下痢、痙攣などの症状が現れる

キツネノカミソリ

毒成分はリコリン、ガランタミン

日当たりのいい山野に自生している

春に葉が出てきて、花がついてない時期は鱗茎も小さいのでノビルアサツキに間違いやすい

間違って食べると嘔吐、下痢、神経麻痺になり死亡することがある。

スズラン

毒成分はコンバラトキシン、コンバロシド、コンバラマリン

高冷地や高地に群生を作って自生している

花がついてない時期に、葉がユリ科のギョウジャニンニクと間違いやすい

葉の開きかたが違うのだが、1番いいのは臭いで判別したほうがよい

ギョウジャニンニクは強いニンニク臭がある)

間違って食べると嘔吐、頭痛、痙攣、呼吸困難。重症の場合、呼吸麻痺、心不全になり死亡してしまいます
スイセンの蕾
スイセン

スイセン

毒成分はリコリン、タゼチンなどのアルカロイド

本州~九州の水辺付近や海岸沿線に生育しています。

草丈15cm~70cm、地下に鱗茎がある。葉は柔らかく緑色、冬~春に花を咲かせ、白や黄色の花が多い。

花がついてない時期(4月~12月)に、葉はニラ、鱗茎はノビルとタマネギに間違いやすく、度々中毒事故が起きている。

全草が毒、特に鱗茎が猛毒

中毒症状は、悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温

ドクニンジン

毒成分はコニイン、コニセイン、コンヒドリン、アルカロイド

元々は日本になく、ヨーロッパと北アフリカが原産、北海道や本州の一部の日当たりの良い農耕地、牧草地、道端などに自生している。

花がない若葉の時期にシャクと間違いやすい。

ドクニンジンには葉を揉むと嫌な臭いがあり、茎に赤色の斑点があります。

 

間違って食べると神経麻痺、呼吸麻痺になり死亡することがある

ハシリドコロ

毒成分はトロパンアルカロイド(ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミン、ノルヒヨスチアミン)

山地の日の当たりにくい湿った山林に自生している。

若芽の時期にフキノトウと間違いやすいので、葉を開いてみて花の蕾があればフキノトウ、葉が重なってるだけならハシリドコロです。

 

間違って食べてしまうと嘔吐、痙攣、散瞳、幻覚症状、最悪の場合、死亡することもあります

タマスダレ

毒成分はリコリン、アルカロイド

観賞用で栽培されていたが野生化し、日当たりの良い道端、畦、野原、川側に自生している

花がついてない時期に鱗茎があるのでノビルと間違いやすい。ノビルはネギ臭がするので臭いで判別するとよい

 

間違って食べてしまうと嘔吐、痙攣を引き起こす

バイケイソウ

コバイケイソウ

毒成分はアルカロイド(ジェルビン、ベラトリン、プロトベラトミン、シクロパミン)

山地の林内や湿った草地に自生する。

若芽の時期にウルイ(オオバギボウシ)と間違われやすい。

ウルイ(オオバギボウシ)は葉が巻いていて、葉の裏側が無毛で滑らか。バイケイソウの葉の裏側には産毛があり、葉が折りたたまれています。

葉脈に大きな違いがあり、ウルイ(オオバギボウシ)は主脈から枝分かれしていて、バイケイソウは葉脈が平行になっています。

葉が開いてくるとウルイ(オオバギボウシ)には、長い葉柄のある葉が地際から生えていますが、バイケイソウは葉柄のない葉が茎に交互に付きます。

間違って食べてしまうと嘔吐、下痢、痙攣、手足の痺れ、多食すると血圧降下し、死亡することがあります

ホウチャクソウ

毒成分は不明

山地の林内や丘陵に自生する。

高さは30~60cmになり、葉は互生、茎は上部で枝分かれする。

花は茎の先端につき、色は白く先端が緑色です。

 

花がない若芽の時期に山菜のアマドコロと間違われやすい。

アマドコロの根には塊茎がありますが、ホウチャクソウは毛根で塊茎はありません。折った部分や切り口から嫌な悪臭があるので、においを確かめる事も必要です。

間違って食べてしまうと嘔吐します。

参考文献

厚生労働省ホームページ 自然毒のリスクプロファイル

GAKKEN フィールド図鑑 日本の有毒植物

秀和システム 雑草や野草がよーくわかる本

山と渓谷社 山菜・木の実

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